2023/11/19 21:54


どうして Half Zip Light Hoodie を作ったのか…
ブランド本拠地のある岩手県盛岡市は、冬場は雪も多く寒さの厳しい地域です。
岩手県内ではもっと寒い地域もあります。
厳冬期の屋外ランニングでは、シェル系のアウターを着ると身体からの
汗や蒸気でシェル内が濡れてペタっと張り付き、雪が降っていると外側が濡れて
ダラダラになります。
でも、フリース系の生地でできたウエアを着ていると、汗はかきますがシェル
ほど内側からの濡れが気になりません。

これは、通気性が関係していて、フリースはシェルよりも通気性が良いため、
身体からの熱をウエアの外に放出して蒸れや濡れが軽減されていると思われます。
実際、フリース地のウエアで厳冬期にロードランをしてみると、それほど寒さも
気にならず、シェルを着ているときのような汗や蒸れの不快感、冷えを感じる
こともあまりありません。

東北の厳冬期に、TシャツやロンTの上に着て寒さに負けることなく外を走れる
ウエアを作ろう!そう考えて作ったのが Half Zip Light Hoodie です。
・ 冷たい外気が入り込まないように細身のシルエット
・ 身体にフィットすることで寒さを軽減
・ 裾や袖からも外気が入り込まないように余計な空間を作らない
・ 外気の侵入を防いで寒さを軽減するため、裾を絞れるコードを付ける
・ ファスナーからの外気の侵入を防ぐためにハーフジップ
・ 軽くて柔らかい素材
・ 内側の起毛がシャツに付きにくい素材
・ ザックを背負えるようにスレに強い耐摩耗性を備えた素材
・ 首元の高さは、顎に当たって不快と感じない高さ
・ フードを被ったときに口元は隠れない
・ チンガードを付けてファスナーが顎に当たる不快感を防ぐ
・ 冬場に走っていてポケットに入れる物は、手袋やヘッドバンド、
 ニットキャップくらいなのでファスナーは付けない
  → 布✕布なので摩擦が生じるためポケットから落ちることは少ない 
・ 普段使いできるデザイン
などなど、実は拘りが詰まっているのです。

そして、ギア好き、ウエア好きな方は気がついているかもしれませんが、
本来ならこの製品は税込み24,000円~25,000円くらいで販売したい製品です。
生地代や材料費、縫製加工賃を考慮すると、だいぶ原価率が高い製品です。
これは、他社の類似製品比較していただければ分かると思います。
当ブランドで販売している製品の中では一番高額な製品ではありますが、
実はとても「コスパの良い製品」なのです。

このフーディを手にした人、着た人が必ずと言って良いほど口にするのが、
「軽い」「気持ちいい」「暖かい」という言葉。
間違いなく、これからの季節に活躍する製品です。
同じ生地で製造した「Fleece Long Pants」も最高に気持ち良い履き心地です!